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[SPECIAL FEATURE] オーダーキッチン ![]() オリジナルスピーカー ![]() -------------------------- vol.02 独特なデザインその1 vol.01 カウンターの上を魅せる [BOOKMARK] FRIED BAND LUCCA Salon de Causette kona salon パンノオトBEGEL RAMBLASchocolateria ものヅクリ Kato Kumi TakatsukaCakeStudio テモテナシ savoir-vivre ica associates inc. studio acca CHIBAMANABUARCHITECTS 福原正芳 MA設計室 P's supply homes naughty お料理教室-季節の贈り物- ふるた果樹園 Hot! samukawa 最新のコメント
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![]() 算数の計算をしているときも 寒くてちぢこまりながら体そうしている時も つまらなくお部屋のあと片づけしている時も 本当はみんなどこかちょっとわくわくしている 給食食べたら降らないかなあ、雪 ------------------------------------------------------------- our web site注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2014-01-15 17:37
| お話
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歓びとは 誰かが去る悲しみを 胸に抱きながらあふれた 一粒の雫なんだろう ------------------------------------------------------------- our web site注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2011-12-01 21:45
| お話
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この歌が流れると、娘たちは正座をして聞いているのだそうです。 と言うか、好きなテレビを見ている時は、二人とも正座をしていることが多いようです。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2011-04-28 23:28
| お話
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![]() 二疋の蟻は走ります。 「兵隊さん、あすこにあるのなに?」 「なんだうるさい、帰れ」 「兵隊さん、いねむりしてんだい。あすこにあるのなに?」 「うるさいなあ、どれだい、おや!」 「昨日はあんなものなかったよ」 「おい、大変だ。おい。おまえたちはこどもだけれども、こういうときには立派にみんなのお役にたつだろうなあ。いいか。おまえはね、この森をはいって行ってアルキル中佐どのにお目にかかる。それからおまえはうんと走って陸地測量部まで行くんだ。そして二人ともこう言うんだ。北緯二十五度東経六厘の処に、目的のわからない大きな工事ができましたとな。二人とも言ってごらん」 「北緯二十五度東経六厘の処に目的のわからない大きな工事ができました」 「そうだ。では早く。そのうち私は決してここを離れないから」 蟻の子供らはいちもくさんにかけて行きます。 歩哨は剣をかまえて、じっとそのまっしろな太い柱の、大きな屋根のある工事をにらみつけています。 それはだんだん大きくなるようです。だいいち輪郭のぼんやり白く光ってぶるぶるぶるぶるふるえていることでもわかります。 にわかにぱっと暗くなり、そこらの苔はぐらぐらゆれ、蟻の歩哨は夢中で頭をかかえました。眼をひらいてまた見ますと、あのまっ白な建物は、柱が折れてすっかり引っくり返っています。 蟻の子供らが両方から帰ってきました。 「兵隊さん。かまわないそうだよ。あれはきのこというものだって。なんでもないって。アルキル中佐はうんと笑ったよ。それからぼくをほめたよ」 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2010-07-14 07:55
| お話
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![]() 「このとおりです。どうしたらいいでしょう。」 一郎はわらってこたえました。 「そんなら、こう言いわたしたらいいでしょう。このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらいとね。ぼくお説教できいたんです。」 山猫(やまねこ)はなるほどというふうにうなずいて、それからいかにも気取って、繻子(しゅす)のきものの胸(えり)を開いて、黄いろの陣羽織をちょっと出してどんぐりどもに申しわたしました。 「よろしい。しずかにしろ。申しわたしだ。このなかで、いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで、てんでなっていなくて、あたまのつぶれたようなやつが、いちばんえらいのだ。」 どんぐりは、しいんとしてしまいました。それはそれはしいんとして、堅(かた)まってしまいました。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2009-09-02 23:10
| お話
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![]() 「今日は、だれかいるかね。」と言うものがありました。おとうさんが帰って来たのかと思って、ブドリがはね出して見ますと、それは籠(かご)をしょった目の鋭い男でした。その男は籠の中から丸い餅(もち)をとり出してぽんと投げながら言いました。 「私はこの地方の飢饉(ききん)を助けに来たものだ。さあなんでも食べなさい。」二人はしばらくあきれていましたら、 「さあ食べるんだ、食べるんだ。」とまた言いました。二人がこわごわたべはじめますと、男はじっと見ていましたが、 「お前たちはいい子供だ。けれどもいい子供だというだけではなんにもならん。わしといっしょについておいで。もっとも男の子は強いし、わしも二人はつれて行けない。おい女の子、おまえはここにいてももうたべるものがないんだ。おじさんといっしょに町へ行こう。毎日パンを食べさしてやるよ。」そしてぷいっとネリを抱きあげて、せなかの籠へ入れて、そのまま、 「おおほいほい。おおほいほい。」とどなりながら、風のように家を出て行きました。ネリはおもてではじめてわっと泣き出し、ブドリは、 「どろぼう、どろぼう。」と泣きながら叫んで追いかけましたが、男はもう森の横を通ってずうっと向こうの草原を走っていて、そこからネリの泣き声が、かすかにふるえて聞こえるだけでした。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2009-07-13 23:23
| お話
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![]() 昨日のお話の続きです。(笑) ハルカが暗いのを怖がらなくなったと思った翌日は、日記にあるように雨降りで家に居たわけですが、その時にちょっと前にテレビでやっていた「みんなの歌」の新しいものや古いものを集めた番組があって、それを何気なくみんなで見ていたのです。 その時に出てきた歌が、この「まっくら森の歌」です。 私が子供の時に聞いていたときは淋しくて、何だか怖くてそれでも絵がきれいで、魅入っていたのを良く覚えています。その番組を見ていたら不意にその曲が流れたのです。 怖いと思っていたのも、淋しいと思っていたのも、すべて自分の心のなかの出来事で、暗闇に神様が居るって言うことも自分の心のなかの出来事で。 自分の気持ちをしっかりとさせるために必要なものがちょっと得体の知れない暗闇だったり、おへそを取ろうとする雷様だったり、夜中のお化けちゃんだったり、いろんな神様だったりするのかなって、この歌を聴いていたらそんなことを思ったのです。 今日も雨降りですね。 富士山見えるといいなあ。 今日は御殿場まで囲炉裏座卓を作りたいと言うお話しを三栄ハウスさんから頂いて、打ち合わせに行くのです。決まるといいなあ。でも床に収納できる囲炉裏座卓って・・、むずかしそうだな・・。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2009-05-08 07:34
| お話
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![]() 先日、クラムボンという椅子を作っていた時に、脚を接着、圧締するのにプレス機を使ったのですが、プレス機を下降させている間に他の作業をしていたら、すっかり機械が下がり続けているのを忘れてしまって、メリッという音が聞こえてはじめてプレスが下がりっぱなしなのに気がついた。慌てて止めに行ったけれど、間に合わず、部分的に破損してしまったのです。それがそのままではもったいないのでその部分を切り取って自宅に持ち帰ってきたのです。それが上の写真。まるで、椅子の骨のような感じ。 骨といえば、これを見ていて、ふと昔読んだ村上春樹さんのお話を思い出した。 ある日、自分の影を切り離されて壁に囲まれた町に落とされてしまう主人公は、動物の頭骨から夢を読み取る仕事を与えられるのです。普段壁の向こうに住んでいる一角獣たちはある時期になると死に、きれいにされた頭骨だけがこの世界にある図書館に運ばれてくるのです。頭骨から夢を読み取るという慣れない作業に戸惑いながらも、いつかこの世界から自分の影を取り戻して出て行こうとする主人公が夢を次第に読めるようになってこの世界の住人たちと交わるようになって、終わりにはこの世界に留まることを決意するというお話。 当時は物哀しくて何だかぽっかりと気持ちが空になってしまったのです。 私たちが作る全ての家具にも、そして自宅に持ち帰ってきたこの部分にも、この頭骨のように夢が入っている。私はそう思っています。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2009-04-25 23:36
| お話
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![]() ・・・・・ 「もうじきサウザンクロスです。おりる支度(したく)をして下さい。」青年がみんなに云いました。 「僕も少し汽車へ乗ってるんだよ。」男の子が云いました。カムパネルラのとなりの女の子はそわそわ立って支度をはじめましたけれどもやっぱりジョバンニたちとわかれたくないようなようすでした。 「ここでおりなけぁいけないのです。」青年はきちっと口を結んで男の子を見おろしながら云いました。 「厭(いや)だい。僕もう少し汽車へ乗ってから行くんだい。」 ジョバンニがこらえ兼ねて云いました。 「僕たちと一緒(いっしょ)に乗って行こう。僕たちどこまでだって行ける切符(きっぷ)持ってるんだ。」 「だけどあたしたちもうここで降りなけぁいけないのよ。ここ天上へ行くとこなんだから。」女の子がさびしそうに云いました。 「天上へなんか行かなくたっていいじゃないか。ぼくたちここで天上よりももっといいとこをこさえなけぁいけないって僕の先生が云ったよ。」 「だっておっ母さんも行ってらっしゃるしそれに神さまが仰(お)っしゃるんだわ。」 「そんな神さまうその神さまだい。」 「あなたの神さまうその神さまよ。」 「そうじゃないよ。」 「あなたの神さまってどんな神さまですか。」青年は笑いながら云いました。 「ぼくほんとうはよく知りません、けれどもそんなんでなしにほんとうのたった一人の神さまです。」 「ほんとうの神さまはもちろんたった一人です。」 「ああ、そんなんでなしにたったひとりのほんとうのほんとうの神さまです。」 「だからそうじゃありませんか。わたくしはあなた方がいまにそのほんとうの神さまの前にわたくしたちとお会いになることを祈ります。」青年はつつましく両手を組みました。女の子もちょうどその通りにしました。みんなほんとうに別れが惜(お)しそうでその顔いろも少し青ざめて見えました。ジョバンニはあぶなく声をあげて泣き出そうとしました。 「さあもう支度はいいんですか。じきサウザンクロスですから。」 ああそのときでした。見えない天の川のずうっと川下に青や橙(だいだい)やもうあらゆる光でちりばめられた十字架(じゅうじか)がまるで一本の木という風に川の中から立ってかがやきその上には青じろい雲がまるい環(わ)になって後光のようにかかっているのでした。汽車の中がまるでざわざわしました。みんなあの北の十字のときのようにまっすぐに立ってお祈りをはじめました。あっちにもこっちにも子供が瓜(うり)に飛びついたときのようなよろこびの声や何とも云いようない深いつつましいためいきの音ばかりきこえました。そしてだんだん十字架は窓の正面になりあの苹果(りんご)の肉のような青じろい環の雲もゆるやかにゆるやかに繞(めぐ)っているのが見えました。 「ハルレヤハルレヤ。」明るくたのしくみんなの声はひびきみんなはそのそらの遠くからつめたいそらの遠くからすきとおった何とも云えずさわやかなラッパの声をききました。そしてたくさんのシグナルや電燈の灯(あかり)のなかを汽車はだんだんゆるやかになりとうとう十字架のちょうどま向いに行ってすっかりとまりました。 「さあ、下りるんですよ。」青年は男の子の手をひきだんだん向うの出口の方へ歩き出しました。 「じゃさよなら。」女の子がふりかえって二人に云いました。 「さよなら。」ジョバンニはまるで泣き出したいのをこらえて怒(おこ)ったようにぶっきり棒に云いました。女の子はいかにもつらそうに眼(め)を大きくしても一度こっちをふりかえってそれからあとはもうだまって出て行ってしまいました。 ・・・・・ 青空文庫 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治より Hさん、もうまもなくお持ちしますね。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ ▲
by freehandimai
| 2009-02-19 16:27
| お話
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![]() 虔十はいつも繩の帯をしめてわらって杜の中や畑の間をゆっくりあるいてゐるのでした。 雨の中の青い藪(やぶ)を見てはよろこんで目をパチパチさせ青ぞらをどこまでも翔けて行く鷹を見付けてははねあがって手をたゝいてみんなに知らせました。 けれどもあんまり子供らが虔十をばかにして笑ふものですから虔十はだんだん笑はないふりをするやうになりました。 風がどうと吹いてぶなの葉がチラチラ光るときなどは虔十はもううれしくてうれしくてひとりでに笑へて仕方ないのを、無理やり大きく口をあき、はあはあ息だけついてごまかしながらいつまでもいつまでもそのぶなの木を見上げて立ってゐるのでした。 ▲
by freehandimai
| 2008-09-25 20:58
| お話
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