|
検索
カテゴリ
[SPECIAL FEATURE] オーダーキッチン オリジナルスピーカー -------------------------- vol.02 独特なデザインその1 vol.01 カウンターの上を魅せる [BOOKMARK] FRIED BAND LUCCA Salon de Causette kona salon パンノオトBEGEL RAMBLASchocolateria ものヅクリ Kato Kumi TakatsukaCakeStudio テモテナシ savoir-vivre ica associates inc. studio acca CHIBAMANABUARCHITECTS 福原正芳 MA設計室 P's supply homes naughty お料理教室-季節の贈り物- ふるた果樹園 Hot! samukawa 以前の記事
2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 more... ライフログ
記事ランキング
その他のジャンル
画像一覧
|
今日お邪魔したのは、綱島のIさんです。キッチンにカウンターを作らせていただくのですが、2階のキッチンにうまく搬入できるかどうか、どのくらいのサイズのカウンターが使いやすいか、また、大きすぎないサイズはどのくらいか、しまいたい調理器具を見せ頂いたり、といろいろと細かい確認をさせて頂いたのでした。 ちょうどその時に、宅配便の人がいらっしゃって、大きなダイニングテーブルを抱えて上がってきました。先日、Iさんがインターネットでオーダーしたと言うテーブルがちょうど運ばれてきたのでした。 テーブルがあれば、カウンターの大きさもイメージしやすいし、ちょうど良いねと思って、ご主人と一緒に組み立てて置いてみたら、脚がガタガタとするのです。 計ってみると、脚の長さが数ミリそれぞれで違うし、脚についている金物も直角ではありませんでした。さらに天板は、開封した時点ですでに波打っていたため、そこに脚のサイズが違ったので、1本の脚が5mm近く浮いて、床についていない状態でした。 同封されていたお便りには、「自然の風合いを生かすために余分な手を掛けていないため、「反り・割れ・スキマ」が生じることがありますが、その木の良さを味わいながらお使いください。」と言うようなことが書かれていたのでした。 その家具屋さんが目指している形に、あまりヘンなことを言いたくはないのですが、無垢材ってこういうものなのかな、って思われてしまいそうな文面でした。何だか読んでいて少し淋しくなったのです。 板接ぎは上から覗くと、ところどころ隙間が大きく、スキマから床が見えていて、この状態で何年持つのだろうと思うものでしたし、板は波打って、目違いに食器を引っ掛けそう(Iさん談)だし、板を機械に通した時にできるナイフマークが表面すべてに残っていたし、脚は内側に傾いていて、ねじ込み式のネジはいくらまわしても完全にカチッと止まらないので、天板に手をつくとグラグラします。そして、ガタガタします。塗装は塗ったニスがそのまま固まって、手触りがザラッとしていました。 私たちのように家具作りに携わっている人間なら、いくらラフな仕上げを目指していてもこの状態で発送してはいけない。使う人の悲しい顔が見えなかったのだろうか。 それは、意図的に木の表情を生かした仕上げではなかったのです。 有名な関西のTRUCKさんのような木を良く知った人が作るような上品に割れや節を生かした仕上げのテーブルとは全く違うもので、それをオーダー家具といって販売されていたことが何だか悲しくなってしまったのでした。 「サイズオーダーして作ってもらったのに。」と言う奥さんの顔が淋しそうでした。 もちろん、このままでは使うことができないので、そのお店にお返しすることになりました。 いろいろなお店があると言うこと、私にとってもとても勉強になりました。 ------------------------------------------------------------- our web site注文家具屋 フリーハンドイマイ
by freehandimai
| 2011-10-16 21:06
| 考える
|
ファン申請 |
||