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ハルカは1ヶ月ほど前から週に一度、水泳教室に通っています。水遊びの延長のつもりで始めたのですが、どうやらとても楽しいようです。 いつもならアキコだけが見に行っている教室に、今日は私もお邪魔することにしました。 予定時間の午後3時までに所用を済ませて教室に着いて、着替えて待っている間にも、「もうプール行っていいの。」と何度も聞いてきます。 「いつも待ちきれないみたいなの。」とアキコが笑います。 そうして始まった授業を、少し離れたガラス越しから眺めます。 「どう、私たちのそばから離れたハルカってあまり見る機会ないでしょ。」とアキコが聞きます。 体育座りをして、みんなと一緒にコーチの話を聞く姿を見て、ちょっと照れくさい感じがして、「う、うん。」と何だかはっきりとしない返事をします。 しばらくするとクラスごとの練習が始まります。今日は、練習だけではなくて月に一度のテストなのです。 うまくいくかなあと親バカな二人は見守ります。 そして、やっぱりハルカは、「もう少しがんばろうね。」と言われてしまいました。 まあ、仕方ないかなあ、なんて思いましたが、それよりも見ていて気になったことがありました。 今日のクラスは、いつもより少なくて3人。他の二人のおともだちは、きちんとコーチの話を聞いているのに、ハルカだけはまるで遊びの延長のように、お友達に水を掛けたり、そっぽを向いていたり・・。 まあ、彼女にしてみれば遊びの延長だろうから仕方ないのだろうけれど、しまいにはもう一人の男の子のお友達と何だか叩き合ったりしてコーチに止められたりして・・。 落ち着きがないなあ・・。 「いつもの練習だとコーチがもっと遊んでくれるのよ。だから、ハルカにしてみれば、いつもの練習のつもりでふざけちゃったのかしらね。」 まだ生まれて3年と半年しか経たない子供に、あれこれ言うのはあまり良くないのかもしれないけれど、どうしてもあの態度は良くないなあと思い、夜お風呂から上がった時に話してみました。 「顔を水の中に3秒間つけていられなくても、バタ足ができなくてもいいけど、コーチが話をしている時は、静かに話を聞くようにしなさい。それから、お友達に・・・。」と話している最中に、明子のおなかに顔をうずめて泣き出してしまいました。何だか怒られるのが分かっていたようで・・。 でも、泣いたからって、どうも納得できないのです。 「それができないのなら、プールに行くのやめなさい。」 そして私は、黙ってテーブルに腰掛けていました。 洗面室でアキコがハルカに「お父さんに約束できるよね。だったら、ちゃんとお父さんにお話してくれば。」と諭している声が聞こえます。 結局その日、彼女は私と話そうとせず、逃げるように一人で眠ってしまいました。 「ハルカにしてみれば、お父さんも見に来てくれてうれしくて、ただいつもどおりの教室のつもりでいたのでしょう。まさか怒られるなんて思っていなかったでしょうね。泣き出しちゃうなんて。」 「ただ、私もあの時のあの子の態度はあまり良くないと思った。叩き合いすることなんてなかったのに。明日もう一度ハルカとお話してみるわ。」 ハルカが寝入って静かになったあと、こんな話をしていたら、何だかとても淋しく悲しい気分になってきました。 いつの間にか、子供だった自分たちが親になっていて、こんな話をするようになって。 そんなに自分は偉いのかなあ。 ハルカに可愛そうなことをしちゃったなあ。 明日あやまろうかな。
by freehandimai
| 2008-08-28 23:54
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