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先日キッチンの工事に行った川崎のSさんとの、次に作らせて頂く本棚の打ち合わせの帰りみち、道端のそろそろツツジが花を咲かせ始めていました。 そういえば、昨日のお出かけのあとにハルカと「お絵描き対決」をしたことを思い出しました。 「何を描く?」 「じゃあ、ドーナツ。」 「食べ物ばかりじゃないか。」 「・・・じゃあ、ツツジは?」 「いいよ。」 と言うことで、家に帰ってから夕ご飯までの間に二人で(チアキは隣でマネしています。)お絵描き。ツツジって、その辺でたくさん見かけるし、子供の頃は、摘んでは蜜を吸って、と言うことをよくことをしていたから簡単に描けるかなって思っていたのに、いざ形を浮かべてもいまいちパッとこないし、変な形だ。だから、その時はひとまずハルカの勝ち。 そして、今日道端を眺めると鮮やかな色のツツジが。 ツツジの花弁は尖っていないんだな・・。とぼんやり。 自分が知っていると思っていたことでも、本当は知らないことってたくさんあるんだなあ・・とぼんやり。 「私はね、お父さんが車をしまっている間に、あのツツジを良く見ていたから形が分かるんだよ。」と言うハルカのツツジも尖っていましたが、そのものを見ることがいかに大切なことなのかと、ハルカの言葉にハッとなりました。 昔、学生時代に1ヶ月の間だけ受験に向けて素描の教室に通ったことがあります。鉛筆で書くことを教わったのは初めてで、絵を描くことの楽しさや絵の向こうにある空間を知ることの楽しさを教えてもらいました。 その時、先生から教わったのは、「良く見ること」と言うことでした。良く見ないとものは描けない、認識できない。それから、私は石膏像を眺めては、どう見えるか、どう影が見えるか、どこが明るいか、自分で思っていたことがどれだけ違うかを学びました。 そう言えば、家具も一緒。形だけに思いをめぐらせて、これは格好良い、これは使いやすいはずだ、と思うのは自分だけなのです。 ここからはこう見えるから、良い印象になる、この部分の仕上げはこうだから納まり良く見えると言えるのは、実際に作ったり使ったり、触っていないと分からないことです。ここは皆さんからこう使うと良いと教わった経験を家具作りにいかして、そのやり取りを重ねることで精錬された形ができあがっていくわけです。 やはり、頭の中だけで思い描くだけではいけないのだなあとツツジを見てぼんやりと考えたのでした。 そうして私たちは「静かに、確かにずっとそこにあるような家具」を目指すのです。 今日もよいお天気でした。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ
by freehandimai
| 2011-04-30 18:39
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