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そんな慌しい毎日の中で渡辺君が思い悩むことがあって、ここを離れる決意をしました。以前からずっといろいろと考えていたのだそうですが、私には分かりませんでした。かなり仕事が上手だった彼はきっともっと大きな力になっていくのだろうって思っていました・・。 しかし、思いは離れていたようで、もっと近くにいるみんなは、もう少し分かっていたようでしたが・・・。 いろいろ悩んでいたところに、ちょっと怪我をしてしまって。それで、自分の気持ちがはじけちゃったんだそうです。木工をやっていきたいと言う気持ちがなくなってしまったのだそうです。 いろいろあります、仕事をしていると。 それはみんなが通る道だし、それを通らないと仕事をすること理由が見えてこないからね。 うちを独立したnumber 8 furnitureの鈴木君もそうだし、今はベテランになりつつある河口君にしても通った道でした。 必ず、みんなが一度が通る道でした。 みんな思い悩んで今に至っているわけです。 仕事とは何かって、そういうたびに考えるのですが、最初は自分のやってみたかったことを生業にしたい、って思うのですが、どうにも自分の思うとおりにならないことは多い。だって、いろんな人の中で生きていくのですからそれはとても自然なことです。 その中で、自分の場所を自分の中でどう考えるかで、今している仕事の見つめ方も変わってくるわけです。 そして思うのは、仕事をすることとは、自分のしたいことするだけではなくて、自分が必要とされていることをすることが仕事だと気付くのです。 自分を必要としてくれる人や何かがあるから、自分は生きていることができるのです。 そう思うと、つらいなって思うことも、何となくフフフンと気持ちを切り替えて楽しくやってゆけるわけです。 そこに辿り着くには、みんなが必ず通る道。 私だって、19歳の時から今まで、何度も何度もはじけちゃいました。 はじけて、はじけてプツプツとしていたら熟成されました。 彼はまだ若い。これから、そういういろいろなことを学んでいって大きくなってもらえればと思います。 そのきっかけ作りになれたら良いのですが、もう純粋に木工が嫌いになってしまったのでしたらそれは淋しいかな。 とにかく頑張って、前を向いていきましょう。 ------------------------------------------------------------- our web site 注文家具屋 フリーハンドイマイ
by freehandimai
| 2011-02-02 23:57
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